ども、みそおです!
キャンプやバーベキューなどのさまざまなアウトドアシーンで、写真撮影も一緒に楽しんでる方もいると思います。
そんな中で、まだまだカメラ初心者の私自身もキャンプ中の風景やさまざまシーン、子供の様子などカメラを通して眺め、撮影に励んでいます。
そんなカメラ初心者がキャンプやアウトドアシーンの撮影時に感じていることなどを厚顔無恥に話すコラム記事ですが、今回はーーー。
「カメラって、やっぱりフルサイズがいいの?」というお話しです。
少し専門的な用語もありますが、恐らくこの記事を読んでいる方はカメラを趣味とする。したいと考えている方だと思うので、詳しい用語の解説は省いています。(それこそボリューム的に別記事にできるので)
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カメラのセンサーサイズとは?
カメラにはイメージセンサー(撮像素子)というセンサーがあり、このセンサーがレンズから入った光を受け、画像データにする部品となります。(フィルムカメラであれば、フィルムが該当すると思います。)
そんなカメラの心臓部といってもいいイメージセンサーですが、このセンサーにはいくつかのサイズがあり、大きい方から「フルサイズ(フルフレーム)」、「APS-C」、「マイクロフォーサーズ」があります。(正確にいうとAPS-Cでもキャノンとニコン、ソニーで違ったり、中判サイズなどありますが詳しくは割愛)
このセンサーサイズにより、カメラの基本的な性能や焦点距離、ボケ感などの出てくる写真への違いやカメラやレンズの重量やサイズなどハード面でも差が生まれます。
この差が各サイズにおいてメリット・デメリットがあり、用途・目的に応じてチョイスしてあげるという流れとなります。
現在のメイン機はsony a7iii
そんな悩ましいセンサーサイズですが、私自身はフルサイズのカメラであるsony a7iiiを使っています。(メイン機とか言ってますが、現在ではサブ機はありません。)
もともとマイクロフォーサーズのオリンパスのem-5 mk2やem-1 初代を使っていましたが、色々な考えからフルサイズミラーレスのカメラ初心者がおいそれと語ることなどないぐらい、既に名機として、今でも高い人気を誇る「a7iii」というカメラ。
そんなa7iiiとem-1初代を要所要所で当初は使い分けていたりしましたが、さまざまな背景から段々とem-1を持ち出さなくなり、現在では完全にa7iiiのみで撮影しています。
そんな経緯もあってem-1を手放したんですが、実はフルサイズに完全移行してから、「マイクロフォーサーズやAPS-Cだったら良かった。」と思うシーンが最近になって出てきたりしています。ある時には気付かないもんですね。
今回は、そんなマイクロフォーサーズからフルサイズに移行した後だからわかるメリット・デメリットについてお話ししたいと思います。
あまり詳しくない、まだこれから始めてみたいと言う方はせっかくなので各用語を調べてカメラや写真撮影の知識を深めてみてはいかがでしょうか。意外となんとなくで撮影するよりしっかりと原理原則を理解して撮影するのも面白いですよ〜。
マイクロフォーサーズからフルサイズに移行して良かったこと
はい。フルサイズに移行して良かったこと。言い換えれば “移行した理由” にも繋がります。
実際にマイクロフォーサーズを使っていると細かい部分に物足りなさを感じるようになったわけめす。ーーー。
- キャンプでの暗い夜間での子供の撮影
- もっと広い画角で風景やテントをダイナミックに撮影
- ボケを生かした雰囲気のある優しい感じのシーン
などなど。
キャンプをはじめとして家族で楽しむアウトドアシーンの撮影で、こういった理由からフルサイズに移行しました。あと憧れとかあるけどね(笑)。
そういった思いから満を持してフルサイズに移行したわけなんですが、意外や意外。狙い通りの部分や想像をしていなかったことなどあったわけです。今回は、そのマイクロフォーサーズとフルサイズを使った時の差について感じたことをお話ししたいと思います。
ただ、マイクロフォーサーズが数世代前でそもそもの年式が違う部分もあるので、参考程度と思ってください。
暗所性能の高さ
個人的にフルサイズへの移行に伴って一番、注目していたポイントとして、この暗所性能の高さ。言い換えるとノイズ耐性とも言える能力。この恩恵はフルサイズにして大きく受けていると感じてます。
というのも、ファミリーキャンプという場面では「夜間での子供の姿をブレなく撮影したい」場面が多くあります。
そうなると1/200ぐらいのシャッタースピードが欲しくなるわけなんですが、ただキャンプの夜は想像以上に暗い。そういう暗所でもシャッター速度を下げたくないシーンは、写真撮影では悪条件となるわけです。
そういったシーンでは必然的にISO感度が高くなり、高感度撮影によってノイズが発生し、ディテールが崩れたり、ザラザラした写真になってしまいます。
細かい話しは置いておいて、このノイズ耐性はセンサーサイズが関係し、マイクロフォーサーズより大きいセンサーサイズのフルサイズの方がノイズが発生しにくい。同じISO感度でもノイズの出方が違うという感じになります。
ノイズ除去など駆使しながら写真として、ギリギリ使えるISO感度はーーー。
- マイクロフォーサーズ:1,600
- フルサイズ :8,000
と、あくまでも個人的な感覚値ですが、これだけの差があり、やはりフルサイズならではのメリットではないでしょうか。(繰り返しになりますがマイクロフォーサーズは数世代前なので、現行機は更に高感度耐性が高くなっているとは思います。)
キャンプでの夜は、シャッターチャンスが多くあり、この”特別感”のあるシーンを絶対に逃したくないと言う方はフルサイズにしてもいいかと思います。
表記通りの画角(特に広角側)
マイクロフォーサーズを使っていて、一番に不満に思っていたのが広角(正確には20mm以下の広角〜超広角)のレンズが少なかったこと。
キャンプやアウトドアでの場で個人的に20mm以下の広角でのダイナミックな奥行き感のある写真が好みということもあったので、かなりフルサイズの乗り換えを考えた一つの要因でもありました。
マイクロフォーサーズやaps-cでは、表記されている画角より1.5倍(または2倍)となり、どうしても超広角側のレンズは実質的に魚眼レンズになってしまい求める画角がありませんでした。
そういった経緯からレンズが持つ表記通りの画角を使えるというのはフルサイズの魅力ではないでしょうか。
ただ、最近のマイクロフォーサーズのレンズ事情はあまりリサーチしていませんが、このあたりの超広角のレンズラインナップが増えてくるかもしれませんね。
フルサイズに移行したデメリット
非常に魅力的なフルサイズのミラーレスカメラですが、もちろんメリットばかりではありません。
ここからは、フルサイズに移行したことで感じたデメリットについてお話ししたいと思います。
そもそもの本体・レンズ価格が高い
フルサイズに移行して一番に感じるのは本体および、レンズにおける全体的に価格帯がかなり上の方となります。
基本的に中古品に対してマイナスイメージがなかったこともあって、マイクロフォーサーズ用のレンズは一万円以下でそれなりの質のレンズが買えたりと初心者でも手にし易い価格となっています。
フルサイズミラーレスカメラの中でもレンズラインナップが豊富で純正以外にも潤沢にあるsonyのカメラでも安くて10万円前後。(因みに今、個人的に欲しいレンズは新品で約30万です(泣))
そういった点で中古市場まで見てみると「あ、この焦点距離を試してみたいな〜」となった時でもなかなか気軽に購入するには高額なものが多いのがデメリットとしてあげられます。大変です。(私の財布が)
ボケ感に慣れがいる
これはフルサイズに移行を検討している人でマイクロフォーサーズ、APS-Cよりフルサイズでのボケ感に憧れ(?)がある人も多いのではないかと想像しています。
ただ、このボケ(いわゆる被写体深度の浅さ)ですが、個人的にはデメリットになる。というより慣れや深くカメラの設定に対する理解や扱い方を知る必要があると考えています。
というのも被写体深度が浅くなるとピントが合っている場所が少なくなり、よりピントに対してシビアさが求められてきます。
それこそ子供が少し横を向くと片側の目は合ってるけど、反対側は合っていないみたいな写真になります。
もちろんそれらを否定しているのではなく、狙って撮影していればいいんですが、考え無しにとりあえず開放で撮影していると微妙にピントがあっていない写真を量産してしまいます。
実は、この被写体深度の浅さによる微妙なピントのズレは、マイクロフォーサーズからフルサイズへ移行した後に慣れるのに時間を要しました。
マイクロフォーサーズでは正直、開放値のみで撮影していてもそこまで気にならなかった部分が、よりボケることによりピントが甘くなったりと技術面に加え、カメラの設定や焦点距離など知識面もより学ぶ必要が出てきたわけなんです。
そういう点からある意味で「なんとなく」で撮影していたのをフルサイズに移行すると、よりシビアさを求められるシーンが増え、慣れが必要であったりします。(まぁこれが楽しいんですが)
デカいし重い
そして最近の個人的な事情ですが、アウトドア(特に登山)では出来る限り軽く、コンパクトにしたいと思うようになってきました。
マイクロフォーサーズとフルサイズのカメラ・レンズを比較すると重さもサイズ感も大きく違います。
普段の生活や旅行などでは特にストレスには感じませんが、キャンプや登山では常に持ち歩きながら長時間撮影するので意外とこの重さが気になります。
また、レンズの大きさも意外と忘れてはならないポイント。特に数種類の単焦点レンズを持ってあるだけでも、嵩張りますし、安定した場所の少ないアウトドアでは破損や故障のリスクも高くなります。
そういった理由からフルサイズでも、個人的にはキャンプでは確固たる理由がない限りは便利なズームレンズであれば、多少はこの不利な点も解消されるとは思います。
あと、少し話しはそれますが広角側が苦手なマイクロフォーサーズですが、望遠側のズームレンズにおいては、コンパクトで幅広い焦点距離のレンズが多く、かなり使い易かった印象があります。
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結果!フルサイズに移行して良かった(とは思うけども)
総合的に言うと個人的な使用目的としては、マイクロフォーサーズからフルサイズに移行してよかったと思っています。大満足。
ただ、マイクロフォーサーズだろうが、APS-Cだろうが、このSNS主体のデジタル時代に個人の使用目的を考えるとめちゃくちゃフルサイズにメリットがあるのか?と問われるぶっちゃけちゃうと微妙。いや、普段使いなどの場合に総合的に見るとデメリットが目立つかもしれません。
とは言っても、特に暗所時の枚数に対する成功率(この場合の成功の定義を、ブレてない。ピントが合っている。適切な明るさの3点が満足しているかとして)明らかにフルサイズにメリットがありました。
そう言う点から、せっかくのキャンプ。家族の記念に2度とない子供の表情をしっかりと確実に撮影したいと言う方は、予算は必要ですがフルサイズに移行しても後々の後悔が少ないと思う。
ただ、最後に言いたい。もう少し普段のスナップ撮影目的にAPS-Cのカメラが欲しい!!(言いたいのは結局はこれ)
おわり〜
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